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武川 和憲Take

2017.07.19

31のたび日記【10/31】食のまち・新潟県新潟市

まず、新潟の魅力を一言で言わせてください。

えー…

 

 

 

 

 

うっまい!!!!!!!!

 

あのですね、ほんっとに旨いんですよ、口にするもの全てが!!
酒も刺身も野菜も米も味噌汁も!!
これまでも旅の途中で旨いものシコタマ食べてきました。
これまでは「お、旨いなこれ。写真撮っとこう」と、こうなったんですけど、僕のスマホのカメラロールには新潟で撮った食べものの写真が一枚もないんです。
何故かというと、写真撮ってる場合じゃなかったから。次から次に旨いもん出てきてね、写真撮る間がないんですよ。
食材たちの声が聞こえるんです。
「どうせあなたの写真力でぼくたちの美味しさ伝わんないでしょ?なら早く食べなよ」と。
もうほんと、また来たい。観光とかいいから、旨いメシだけ食いにまた来たい…。

そう思わせるまちでした。

とはいえ。
ずっと食い倒れていたわけではありません。食以外の魅力も探ってきました。

まずはここ、新潟市立歴史博物館
地方の歴史博物館て、申し訳ないですけど、大したことないです。土器とかなんかの骨とか適当に並べてるだけじゃないですか。だいたい。
ここは違います。
まず入ってすぐ青っぽいライトに照らされた空間があり、ちょろちょろと
水の流れる音がしてるなぁと思ってるところに、これ。

『新潟の歴史は水なしでは語れない』ということを視覚と聴覚に訴えてきます。
(他人の迷惑にならなかったら好きに写真撮っていいよという気前の良さもいい)
展示室は広くキレイで、解説も丁寧で分かりやすい。

市レベルで作る博物館の域を超えた手のかけようです。新潟の歴史をしっかり知ってもらいたいという気持ちが溢れてました。

そして次に面白かったのがここ。
沼垂テラス商店街

新潟は信濃川と阿賀野川という大きい川と荒波の日本海によって、削られたり、埋められたり、沈んだり、浮いたりしながら形を変えてきた場所で、現在の新潟市街地はかつて信濃川の西側にあった新潟町と東側にあった沼垂(ぬったり)町を基盤にしています。

沼垂町にはかつて製紙、鉄工などの各種工場が立ち並び、そこで働くひとたちで沼垂市場は大変賑わったそうですが、工場の移転や住宅地の郊外化によって廃れてしまい、市場はほぼ全部空き家になってしまったそうです。
50年前からここで商売を続けてきた割烹・大佐渡たむらの田村さんは「沼垂を活気あるまちにしたい」という思いで株式会社テラスオフィスを立ち上げ、市場の店舗を一括で買い上げて、市場組合による入居制限など各種の弊害を全て取り除いたそうです。
2014年に空き家が全て埋まったタイミングで沼垂市場から沼垂テラス商店街と名前を変え、ここに新しく商店街を作ってしまったのだそう。
…というのは実は沼垂テラス商店街のみなさんに聞いた話で、実際に田村さんにお会いして話を伺えたわけではありません。(オフィスに二回伺ったんですが、どちらもちょうど外出中でした。そろそろアポ取ることを覚えねば・・・)

どんどんいきます。次はここ。
hickory03travelers(ヒッコリースリートラベラーズ)

「日常を楽しもう」をコンセプトにモノやコトをクリエイトする集団、だそうです(頂いた名刺にそう書いてあります。たぶん、簡単に説明できないほどたくさんの事業を展開しているのだと思われる)。
例えば、元々『ゆか里』という名前で地元で食べられていたお菓子。これの名前を変え、外装をデザインし、顧客層をシフトしたことで人気商品にしてしまってたりします。

金平糖みたいだけど、金平糖ではありません。というのも、このまま摘んで食べるのではなく、お茶や白湯に浮かべて楽しむ(目で楽しんで舌で楽しむ)ものだからです。この食べ方は元々の「ゆか里」のまま。
新しい名前は『浮き星』。

外装はこんな感じ。

顧客層を地元の人から観光客にシフトし、お土産として売り出されています。
申し訳ないけど、ゆか里より浮き星の方が購買意欲高いです。きれいだしわかりやすい。容器も可愛いし。
ストーリーも面白いので、思わず買い込んでしまいました。

そして、本日の宿はこちら
ゲストハウスなり

築90年以上の古民家をリノベしたそうで、とてもノスタルジックな宿。
残すべきところは残し、改修すべきところは改修する。その絶妙な判断が見事。古いものと新しいものが違和感なく同居していて、シンプルな内装ですが、それがむしろきれいでおしゃれ。沼垂のまちの雰囲気そのものです。
デカデカと看板が出ているわけではないので、一回スルーすること必至ですが、よく見ると表札サイズで『なり』と書いてあります。昔からずっとそこにい続けているような存在感。

オーナーの大桃さんは地元出身の方で、まちについて1つ質問すると、3つぐらい答えてくれます。まちのことを隅々まで知り尽くしていらっしゃり、沼垂というまちのことが本当に好きなのだなぁと感じました。

いままでのまちでも「予定変更してもう一日いようかなぁ」と思ったことはあるのですが、新潟はほんとギリギリまで悩みました。
出発することを決めたあとでも引き返そうか迷っていたくらい。
1日では全く時間が足りなかった新潟市。また来ます。

断腸の思いで向かった先は、群馬県利根郡みなかみ町。
奇しくも、一日ずつ街と山を行き来しています。どちらもそれぞれいいところがある。

【わらしべ通信】
新潟県糸魚川市でトレードした竹ぼらは、『今代司』という沼垂の酒蔵さんの枡になりました。

体積がかなり小さくなりました。地味にありがたい。

【たび日記写真館】
沼垂テラス商店街の新名物『沼ネコ焼き』

『猫焼き沼』ではないのでご安心ください。

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