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武川 和憲Take

2017.07.21

31のたび日記【11/31】やまのまち・群馬県みなかみ町

山に戻ってきました。高山市から始まった街山サイクル最終日です。
本日は群馬県利根郡みなかみ町。
糸魚川に勝るとも劣らない山の中です。

駅周りはこんな感じ

この辺りはスキーリゾートらしく、冬になるとめちゃくちゃ人が来るそう。なので、水上(みなかみ)駅は山の中なのに自動改札です(もちろんSuica使えるよ!)。

本日はアクティビティ系ゲストハウスで、オーナーもスタッフもみんな山の民。土間に今日使用したっぽい年季が入ったザックがあったので、「ゲストさんのものかな」と思ったのですが、スタッフさんのものでした。ツアーガイド含め、ほぼ毎日、谷川連峰の山々(2000m級)に登るそう。まじか。

冒険小屋という楽しさしか感じない名前の宿。スキーやキャニオリングなどの各種アクティビティツアーが取り揃えられており、夏でも冬でも遊べます。(ボートで利根川下りたかったなぁ…)

宿の周りはこんな感じ。駅周りよりさらに山。

広いリビングと

本棚を埋める山の本

オーナーの高月さんは世界の山々を登り倒す登山家でもありますが、いろんな山を見てきた上で「やっぱり谷川連峰が一番いい山」とおっしゃっていました。谷川連峰があるからこのまちに住んでいるのだそう。
ご出身は東京ですが、アイデンティティはすでにみなかみ町にあり、「たまに里帰りすると、人の多さと山のなさに怯える」そうです。
(僕も山の中で育ったので、初めて東京に行ったときかなり怯えたことを覚えています。街路樹とか公園の花とか自然っぽいものはあるけど、それすらも人間が意図して作ったものだと気づき、アラウンドが全部人工物であることに戦慄しました)

みなかみ町の魅力はアクティビティを通して発見するものが多いように感じたのですが、今回はアクティビれる時間がなかったので泣く泣く諦め、移動することしました。
新幹線でぶっちぎれることがわかったので、ひとまず新幹線が止まるまちまで動きます。

たどり着いたこのがここ、群馬県高崎市。
新幹線の出発時間までだいぶ余裕があったので、まちを散策することにします。

商店街がUSJっぽい。面白そうだぞこのまち。
(…と思ったんですが、画像からではUSJ感伝わんないですね。技術不足です)

ここのまちのりチャリは無料で登録も不要です。

高崎市のホームページによると、
"自転車は地元の企業の協賛により購入し、自転車の駐輪器具は地元の製造業者に製作を依頼するなど、「日本一安い経費で、日本一地域に根ざしたコミュニティサイクル」を目指しております。"
だそう。
ただ、この日もそうだったんですが、どこのポートもほぼ自転車がない割に、乗っているひとを一人も見かけませんでした。通勤で利用する人が多く、駅周辺に溜まっているらしい。(通勤利用をやめるよう働きかけているそうですが、抜本的な解決策は出ていないようです。無料化やめた!とかチャリやめた!とならないことを祈ります)

観光案内所で「面白いとこ教えて」と注文したところ、『あすなろ』というカフェを教えてもらいました。
なんでも、歴史あるカフェを大学生が運営しているらしい。
早速赴き、ウェイターをしている青年・平田さんに話を伺いました。

ここあすなろは、昭和期に大衆の憩いの場として賑わった音楽喫茶だったのだそう。閉店から30年たった2013年、市長の「高崎にはいま"あすなろ"が必要だ!」という声に高崎市内にある高崎経済大学が答え、そこの学生さんが中心となって運営している喫茶だそうです。(運営母体は大学ではなくNPO法人)
平田さんは大学でまちづくりを学んでいるそうで、まちづくり・まちおこしについてどう考えるかとか、地元や高崎の情勢について話しました。
(僕からは、この旅で得たことを伝えれるだけ伝えました。こういう感じでのアウトプットを想定してなかったのでこれまで特に整理してなかったんですけど、「できるだけ多く伝えよう」と思って話しているうちに、"愛着"、"まちづくり"、"仕事"などの各種キーワードを中心に、なんとなく体系立てることができました)

って感じの群馬編。
諸事情で、このあと3日間東京に滞在します。

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