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武川 和憲Take

2017.07.28

31のたび日記【16/31】夏のまち・神奈川県鎌倉市

これほど夏を感じる場所がいまだかつてあったでしょうか。
すれ違うひとたちの肌が、老いも若きも示し合わせたかのようにみんな黒い。その黒さたるや、毎日照りつける陽の下をふらふら歩き回っている僕以上です。鎌倉の方々はちゃんと勉強や仕事をした上での黒さだと思いますが、もはや尊敬に値する。

中世の最先端都市として栄え、いまなお観光地として賑わっている鎌倉には立ち寄るべきところがたくさんあったのですが、この日に泊まった宿でおっちゃんに靴を間違えて履いて行かれるという事件が発生したため、全然どこにも行けれてません。(靴を取り戻すためだけに江ノ島まで行きました。ただただ暑い)

おっちゃんが僕の大きい方の靴を履いていってしまったため、宿の方にギョサン(魚型のサンダル)を貰い、これでしばらく過ごしました。


ご覧のように、尾ひれが結構深いので踵がはみ出します。例の茶色いアレを踏まないよう、細心の注意を払って行動していました。
(『湘南ジェットコースター』の異名をもつ湘南モノレール乗車中に撮影したためブレブレでお送りしています)
このモノレール、レールが車体の下側ではなく、上側に付いています。なんて構造だ。怖すぎる。

えーと…前述の通り、面白いことやってるひとにも会えてないし、歴史も学べてないし、観光名所にも行ってません。ただ江ノ島に上陸したのみ。
旅にハプニングはつきものですので、こういう日もありますわな。

さて。
本日の宿はこちら。
鎌倉ゲストハウス
首都近郊では有名なゲストハウスです。この日バックパッカーは僕だけで、皆さん主に首都圏から、鎌倉近辺の観光やここに宿泊することを目的としていらしてました。

面白かったのが、かつてここ鎌倉ゲストハウスで出会って意気投合し、その後も示し合わせて再び三度泊まりにきているという若者たちに会ったこと。
ゲストハウスというのは明確な定義がないので名乗ったもん勝ちみたいな感じがありますが、僕は"入り口"、"出会い"、"待ち合わせ"の3つの機能を有する宿がそうだと思っています。
併設されたバーやカフェ、共有スペースを待ち合わせ場所に利用しているひとは見たことがありますが、同窓会的に"待ち合わせ"機能を使っているひとたちを初めて見ました。
たまたまの出会いを一生の縁に変えてしまえるのがゲストハウスの利点の一つだと思います。

あと、晩飯に食べた麻婆豆腐が激ウマだったので、お知らせしておきます。

麻婆豆腐専門店なのでメニューもシンプル、かつ、材料が終わったら店じまい。最高のビジネススタイルです。

【わらしべ通信】
東京でトレードしてもらったtoco.の5周年手ぬぐいは、フィリピンでなんとなく買ったユニクロのTシャツになりました。一進一退です。

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