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武川 和憲Take

2022.06.10

サイボウズさんの新入社員研修で教えられた「テクニカルライティングの基本」を読んだら、目から鱗がボロ落ちした話

サイボウズの社員さんは、みなさんすごく感じが良く、お仕事などでやりとりするときには、先回りして提案してくれたり、検討すべき点を明確にしてくれたりして「コミュニケーションがすごく上手だなぁ」と感じたことが何度もあります。

もちろん、元々のコミュ力が高い方々だと思うのですが、『チームワークあふれる社会を創る』を理念に掲げているサイボウズの組織風土のなかで、コミュニケーションを”技術”として研鑽しているアスリート的な雰囲気を大いに感じます。

そんなサイボウズさんで行われている新入社員研修の資料が公開されていました。
すごく勉強になる内容なので、みなさんにも共有します。
テーマは「テクニカルライティングの基本」。

読んでもらえるとわかるんですけど、先に言っておくと、目から鱗がボロ落ちします。

 

▼ 「テクニカルライティングの基本」のスライド(2022年8月2日 現在 公開中)
https://speakerdeck.com/naohiro_nakata/technicalwriting

 

スライドでは、まず「あなたの伝えたいことが相手に伝わらないのは、あなたの伝え方がよろしくないからです」ということを、とても優しく丁寧な表現で教えてくれています。
自分はだめなやつなんだ…と絶望しているところに「でも、こうすれば伝わるようになるので、大丈夫ですよ」と笑顔で救いの手を差し伸べてくれるので、結果的に「仲田師匠ぉぉぉ!!!!(泣)」となります。
※仲田師匠は上記のスライド作者の方です。お会いしたことはありませんが、勢いで師匠と呼ばせていただきました。

 

テクニカルライティングというのは、『目的や手順が、読み手に正しく伝わる文章を書く技術』のことです。
取扱説明書や手順書、企画書など、いわゆる”資料”をつくる際に、特に必要な技術と言えます。

ただ、kintoneのスレッドやLINEでのやりとりなど、フロー型のテキストコミュニケーションにおいても、テクニカルライティングの考え方は役立つと感じました。

いずれにしても、スムーズな意思疎通のためには、テクニカルライティングは必須です。

 

上記の仲田さんの講義スライドに書かれていた中で、「ここがハイライトだ!」と感じたのは、

・読者(相手)の行動をイメージしながら書く
・読者(相手)視点で書く
・簡潔に、できるだけ短文で書く
・重要なことから書く

の4点です。

どんなひとがどんな情報を欲しているのかを考えたうえで、
「~すると~できる」のように相手を主語とし、
できるだけ接続詞を省いて1文を短くして、
伝えたいこと、してほしいことを冒頭に書く。

ということを心掛けると、伝えたいことが相手に正しく伝わるのだと思います。

 

文章でのコミュニケーションがビジネスの主流になっている現代において、テクニカルライティングを制するものがコミュニケーションを制するのかもしれません。

日々研鑽。

 

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