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武川 和憲Take

2017.08.29

31のたび日記【27/31】盆地のまち・山梨県甲府市

本日は山梨県甲府市の旅。
…なんですが、その前にどうしても行きたいところがあるので、そちらへ行きます。それというのが、
富士サファリパーク
わたくし実は無類の動物好きでして、普段から動物園に行きまくっているのですが、もうそのへんの動物園では満足できなくなっていたのです。

「解き放たれた動物たちを間近で見たい」

いつの間にかそう願うようになりました。
ただ、この夢を実現するためには、単身アフリカに渡り土地の部族の一員として第二の人生を歩むか、富士サファリパークに行って車で園内をぐるっと回るかのいずれかの方法しかありません。富士サファリパークの方がやや難易度が低そうなので、まずはこちらで肩慣らししたのち、アフリカの部族にアサインすることにします。
というわけで、車(レンタカー)で富士サファリパークに突入。
前半は猛獣ゾーンが続きます。
まず現れるのが、クマ
無我夢中で地面を掘っています。何かを掘り返そうとしているのでしょうか。恐ろしいです。
続いて、現れたのは
コピペしたかのようなライオンの群れ。
これも。
近ぇ。
木の上で眠るライオン。主人公に投げ飛ばされて木に引っかかるザコキャラを彷彿とさせる。
このあと、トラや
ヤギやカラスにすごまれたり、
ラクダの群れに迫られたりしながらも、
どうにか襲われることなく、車(レンタカー)は順調に進みます。
ゾウや
キリン、
バイソンなど、次々現れるお馴染みの動物たち。
何かがおかしい奈良公園。
神々しさ漂うシカもいる。

といった具合に、いろんな動物を間近で見ることができます。ただ、マイカーで突入する際には、やられるかもしれない覚悟をしておいてください。実際、僕の前を走る車は、キリンにフロントガラスを舐めまわされていました。
それはちょっと不安だな…という場合は、サファリバスに乗り換えてください。サファリバスなら、動物に手渡しで餌をあげることができます。

サファリゾーンの外にあるふれあいゾーンでは、カンガルーと触れ合うことができます。
一見やる気なさげですが、
エサ(ペレット10粒)を持っているとみるや、恐ろしい勢いで寄ってきます。

園内にはほかに猫カフェ、犬カフェなどがあり、こちらも大盛況でした。

 

思いのほか短時間でサファリパークを満喫したので、白糸の滝というものを見てきました。
落ちてくる水は富士山の湧水。毎秒1.5トンも流れ出ているそうです。
観光協会のホームページには『マイナスイオンに包まれてパワーアップ間違いなし!』と書かれています。何がパワーアップするのか定かではありませんが、ここに来たひとのみが、勢いでそう書いてしまった担当者の気持ちを理解することができます。
ちなみに、白糸の滝は古くからの観光地で、駐車場から滝までの間によくあるタイプのお土産屋さんが並んでいます。そこで「モモ食べてって!皮まで食べれるから!」と言われて皮が付いたまま食べたのですが、これがまた旨い。ブドウやリンゴは皮を剥かずに食べる派の僕ですが、「モモも剥かないグループに入れてやるのもやぶさかではないな」と感じました。

 

あとそうだ。サファリ前に『富士浅間神社』という、いい感じの神社に行ったので写真を貼っておきます。


自然の岩の上に阿吽の狛犬を配置しています。それぞれストーリーが感じられていい。

 

さぁ、いよいよ、満を持して甲府に移動します。
ここでレンタカーを返却し一人旅を再開したのですが、車から降りた瞬間強烈な熱気が。
もうほんと、ガリガリくんなら5秒で溶けて棒から抜け落ちるくらい暑い。金沢や勝浦で浴びた強烈や日差しによる暑さとは異なる、ドロドロした熱のかたまりが体中にまとわりついてくる気持ち悪さに耐えきれず、駅の死ぬほど空調の効いたデパートに駆け込みました。のちに、富士山の方角を調べようとしてGoogleマップ開いたときに判明したのですが、
完全なる盆地。
北西に逃げ道らしきものがありますが、甲府の方が標高が低いので、結局熱が溜まってしまう構造になっています。次の日、甲府市内を歩き回ったのですが、1日でアクエリアス500ml×6本、ガリガリくん×3本、カフェでアイスコーヒー×2杯も摂取してしまいました。熱中症にならなかったのが奇跡です。

アイスコーヒーに関しては、単にコーヒーが旨かったというのもあります。ここ、
アキトコーヒー
で飲んだのですが、ここを知るきっかけになったのが、宿でなにげなく見たフリーペーパー。旅人にとって、そのへんに置いてあるフリーペーパーの情報が、ネット上の情報より有用であることが往々にしてあります。紙文化大事にしたいですね。
アキトコーヒーは1Fで買って2Fで飲むオペレーションになっています。2Fはこんな
イカした内装で、来たひとみんな写真撮ってました。
近くにあったら絶対通ってるコーヒー屋でした。

 

さて。そんな激暑の甲府で泊まった宿はこちら
バッカス甲府ゲストハウス
名前の通り、1Fが酒場になっています。ビル型のゲストハウスで、2F以上が宿泊スペースになっていました。男子部屋は富士登山や格闘技の試合のために甲府に来ている外国人で、日本人は僕ひとりだけでした。全然配慮がない英語でガンガン話しかけてくるので、ひとまずミッション(しばらく忘れてた)の1つである地元・岡山県津山市PR商品『榕菴珈琲』を差し出し、”おれ、英語しゃべれないけど一生懸命説明しようとしてるだろ?だからお前らもちょっと配慮して片言でもいいから日本語かもしくは聞き取りやすい英語話してくれよ感”を出しながらコーヒー入れ、絶妙な空気が流れる夜を過ごしました。

 

といった感じの甲府編。(内容ほぼ甲府じゃないけど)
甲府城のガイドボランティアがめちゃくちゃ歴史に詳しいおじいちゃんで、日光を遮るものが何もない天守閣の上で熱中症寸前まで話を聞かされたエピソード等あるのですが、それはまた機会があればお話しします。

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