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2014.04.01

「豆腐の行商」の話

tofu

情報を活かしたマーケティング

マーケティングの有名な話に「豆腐の行商」と言う話があるので紹介します。

スーパーがなかった時代、豆腐の行商さんは、リアカーを引いて歩きながら販売していました。
行商は笛を吹くと、近所の人たちが「豆腐屋さんが来た!」と買いに来る人が集まるわけです。

その行商には、悩みがありました「売れる日は売れるが、売れない日は全く売れない」
冷蔵庫など普及していない時代、豆腐は鮮度が命ですから、売れ残った商品はそのまま廃棄するしかなかったのです。

販売しながら調査、調査しながら販売

悩みを抱えた行商は、以下の情報を地図にメモしながら歩きました。
・売れる場所
・売れる日時
・天候
・販売個数 等…

map

しばらくすると、どのポイントでどの程度売れるかが大体わかってきました。
そして、データに基づいて販売計画を作りました。
・売れるとわかっているポイントにはアルバイトを雇ってでも豆腐を売る
・売れないとわかっているときには豆腐の生産量を落とすことで無駄を省く

その行商は食品会社の社長になるまで成長したというお話です。

生産管理などでは“当たり前”と思うことも、マーケティングの場面では実践できていないと耳にします。
自社ホームページなどのウェブサイトも多くの情報をキャッチすることが出来ます。
WEBから得られる「お客様の声」を聴き、事業に活かしたいですね。

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