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山崎 裕子chikori

2025.11.17

Okayama Tech Award For Kids 2025開催しました!

OTA2025アイデア作品コンテスト

コンテスト開催概要

「Okayama Tech Award For Kids」(以下OTA)は、次世代を担う岡山の小学生たちが「技術力や想像力を発揮できる機会の創出」を目的に、2018年より開催されているアイデア作品コンテストです。

今年度のコンテストは「プログラミング」「イラスト」「アイデア」の3部門で作品を募集。応募総数1,640点の中からプログラミング部門の一次審査を通過したファイナリスト10名が、最終審査会に出場しました。

また、Okayama Tech Award For Kidsは、Tech Kids Grand Prix地域連携大会です。

Tech Kids Grand Prixについてはコチラ

最終審査会

2025年11月1日(土)に、イオンモール岡山5F「おかやま未来ホール」にて開催しました! ファイナリスト10名の子どもたちは、緊張しながらも、堂々としたプレゼンテーションを行ってくれました!

また、会場ホワイエでは、イラスト部門応募作品の展示や、協賛企業様とのコラボゲーム展示などの催し物を行いました。

特別講演として、複業家 コラボワークス代表・サイボウズ執行役員 中村 龍太さまに「未来をつくる5つの原則 『エフェクチュエーション』」をテーマに講演していただきました。

ファイナリスト作品の特徴

今年のファイナリスト10名の作品は、子どもたちの個性やアイデアが色濃く反映されたものばかりでした。ある子は、自分の体験をもとに作品を作り、ある子は純粋な好奇心や興味から作品に取り組むなど、きっかけはさまざまです。

また、昨年度に続いて2年連続でファイナリストに選ばれた子もおり、1年間の成長の積み重ねが感じられました。

さらに、Scratchだけでなく、UnityやPython(Raspberry Pi)などの高度なツールに挑戦してくれた子もおり、小学生とは思えない技術力と探究心に驚かされました。

ファイナリストの準備

最終審査会に向け、ファイナリスト10名にはプレゼンテーション研修に参加してもらいました。自分の作品に改めて向き合い、「どんな想いで作ったのか」「誰のどんな課題を解決したいのか」を言語化する時間は、子どもたちにとっても大きな学びだったように感じます。

研修中はもちろん、自宅でも何度も練習を重ねた成果が、最終審査会当日の堂々としたプレゼンに繋がったのだと感じました。

発表中の様子

当日の発表では、10名全員が練習の成果をしっかりと発揮し、自分の言葉で作品の魅力や思いを伝えてくれました。

審査員の皆さまも子どもたち一人ひとりの取り組みに寄り添い、温かいコメントや賞賛の言葉をかけてくださったことで、発表後には達成感に満ちた表情を見せてくれる子が多くいました。

舞台裏でのエピソード

ステージ裏では緊張した様子もありましたが、低学年・高学年関係なく「ファイト!」「おつかれさま!」と声を掛け合う姿がとても印象的でした。

“競う相手”ではなく、“同じ場所に挑戦する仲間”として支え合っているようで、この場が子どもたちにとって特別な経験になっていることを強く感じました。

 

コンテスト審査結果

※氏名は応募時のものをもとに記載しています。

プログラミング部門 【最優秀賞】

山下 桃子さん(江西小学校6年)
『KIGO』

 

作品紹介

KIGOは、ろう者と健常者の間には心理的な壁があるという問題を解決するための装置です。音そのものを演出するのではなく、見過ごされがちな季節の訪れを教えてくれるような音をろう者に伝えて、小さな季節の感動を共有します。

プログラミング部門【岡山トヨタ自動車賞】

山地 湊史さん(横井小学校4年)
『ワープ停』

作品紹介

この町にはいくつかのワープ停があって、ワープ停の中に入ると駅にワープします。駅には、公園や町の名前が書かれた、たくさんのワープ停がずらりと並んでいます。その中から行きたいところの名前が書いてあるワープ停に入ると、ワープ停に書いてある通りの所にワープできるのがワープ停です。

その他の受賞作品はこちらから!

OTA2025審査結果を見る

観覧者の感想

・子ども達の想いを形にしていきたいという熱意は感動します!
 想いを形にするためのプロセスをひとつひとつ考え、 形にしていく姿勢の大切さをプログラミングを通じて感じました。

・どの発表も素晴らしいプログラムであったり、技術であったりを使っていて、とても感心させられたが、 どの発表の根底には、「誰かのために役立つもの」という思いがあると感じました。

・同じ年代のお友達がプレゼンテーションをする様子は、子どもにとって大変刺激になりました。ありがとうございました。

表彰式後の子どもたち

表彰式では、受賞できずに悔し涙を流す子の姿もありました。
しかし、「来年こそはもっと頑張る!」と前を向く言葉を聞き、この経験が次の挑戦へと確実につながっていることを感じました。

子どもたちの可能性と成長を間近で見ることができ、非常に感慨深い時間でした。

参加いただいた皆さまへ

今回の開催にご協力いただいた皆さま、そして素晴らしい作品を応募してくれた小学生のみなさん、本当にありがとうございました。
未来を創る子どもたちの挑戦を、これからも応援していきます。

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