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2017.02.24

日常に溶け込むネットショッピング

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今までの主なECの使われ方として、
ギフトや趣味の品など身近な実店舗では取り扱っていない商品。

身近な実店舗にも取扱はあるけど値段や在庫などを比較するとECで買う。
なんてことも。

 
これらに共通しているのが

『ネットで買うために、時間をかける(吟味/考える)』

というスタイル。

 
これからもこの買物スタイルはあり続けると思いますが、
最近増えてきたのが日常品や消耗品を買うスタイル。

 
ネットショップの大きな利点の一つといえる、

『自らの足を動かすことなく、買ったものが自宅に届く』

を活かした買い方です。

 
 
このスタイルは『ネットで買うことで手間を省く』が大きな考え方となり、

洗剤やお水、ティッシュなど、定期的に買う必要のある品を、
「なくなったからスマホにメモしておいて、今度出かけたときに買おう。」ではなく、
メモの代わりに購入ボタンを押してしまうようなもの。

 
そうすれば、インターホンが鳴り商品が届く。

なんてラクなんでしょう。

 
 
このスタイルで勢力を伸ばしているのが、
価格ではなく商品の魅力や消費者のニーズを捉えた売り方を行っている

「LOHACO」というECモール。

 
しかし、このラクさを凌ぐ買い物スタイルが日本にも導入されました。

 
それが『Amazon Dash Button』です。
これは持ち運びが可能なキーホルダーサイズの特定商品専用の注文ボタンです。

 
例えば食器洗剤が残り少ないなと気づいたら、
そのタイミングでボタンを「ぽちっ」とするだけ。

もう、スマホすら使うことなく注文ができるんです。
(※初期設定の段階ではスマホを使う必要があります)

 
このように、
「欲しいときに、欲しいものが買える仕組み」
が簡単に出来上がっています。

 
今までのECの主な利点として捉えられてきた「値段」や「特別感」ではない別の軸として、
まるでコンビニのように日常に溶け込んだECが増えてきています。

 
安いものやギフト向けのECが今後もなくなることはないと思いますが、

どうやったら売れるか、顧客のニーズはどこにあるのか、
別の視点を持つことが今後のECでの売上や存続に大きく関わってくると思います。

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