先日、大手ショッピングセンターへ行ったとき、「○○円以上お買い上げで１回くじ引き！」というものがありました。
よく目にする六角形のあれ（通称：ガラガラ）ですね。
ただ、そこにはガラガラはなく、数字を選んでタブレット端末でルーレットが回るという仕組みになっていました。
おそらく、不正などがないようにセンター側で制御する仕組みにしたと思いますが、ガラガラを回すことを楽しみにしていた私と２歳の娘は少し残念な気持ちになりました。

スギ薬局の例

その後、テレビで愛知県に本社がある「スギ薬局」の社長が話をしているものを観ました。
今や多くの店舗では、ポイントカードを利用した、ポイントから割引をし、集客するという仕組みを取り入れていますが、スギ薬局では、「ポイントから割引」するのではなく、昔ながらの「ポイントと商品を交換」する方式をいまだに取っているそうです。
そこにこだわっているポイントは、レジの店員さんが「あと○○ポイントで、○○と交換できますね。」と言うためだけのためにしているそうです。店員さんとお客さまとの距離を縮めているわけです。

リピータを増やし、ファンを作っていることに注力していることがわかりました。

システム化して、効率化を図ることも大切ですが、目的（ゴール）を設定して、達成までの方法を思い描くことで、システム化しない手段を選択した方が、お客さまを裏切らない場合もあるということを考えさせられました。